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学府長挨拶

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社会と大学を統合する未知の領域へ

統合新領域学府 学府長
南 博文

ぼく達の子ども時代、未来の都市では車が空を飛び、ロボットが人間と心を通わし、悩みながら世界の平和のために闘っている世界がマンガに描かれていました。20世紀から21世紀に変わる日、世界中のコンピューターが制御不能になるのではないかという事が本気に心配されていたのも、今からは不思議な悩みに思えます。この挨拶を書いている現在の時点で、2020年度の大学がどう始められるか、まだ見えていません。「新型」と呼ばれるウィルスに人類がどう対処していけるのか、世界中がこの課題に翻弄されている真っ只中です。われわれが生きている社会のフロンティアは、このような未知の領域に踏み込んでいく冒険続きの世界です。

統合新領域学府は、すでに10年前の2009年、未来の人類の課題に対処するには、これまでの学問の枠組みに収まらない新しい知の統合を創造するしかない、という予測の下に創設されました。学問を提供する側の論理ではなく、社会にある具体的対象が要求する問題に焦点を当てる「現場の統合知」を扱う大学院として構想されたものです。

最新の知識を編集し、学生たちと一緒に社会に実在する本物の課題を取り上げて、チーム一丸となって、プロジェクトの中で学んでいく動的な研究教育の実践を目指しています。あるいは企業と連携して、従来では考えられない長期のインターンシップを実現してきました。そして、大学が持つ知的な資産である図書館や研究博物館、そして伊都キャンパスという未来型の複合施設と周辺の大学街そのものを社会的な実践の場として活用する新しい大学院教育のモデルを構築してきました。

ユーザー感性学専攻は、人間の“感性”への科学的探究、感性を育み表現することの探究、技術と感性の融合による新たな価値創造の仕組みの探究を目指した学びの場を提供することを試みています。

オートモーティブサイエンス専攻では、地球環境の持続性により適合するエネルギー効率の高い自動車、さらにもっと安全で快適な自動車社会を実現するために、理工学を始めとする自然科学だけでなく、人文・社会科学の知を動員し、それらを統合して解決する方法を学びます。

ライブラリーサイエンス専攻では、様々な情報の管理・提供に関する諸問題を、進展著しい著作権などの法律的な背景を踏まえて、図書館情報学、アーカイブズ学、情報科学等の知の統合により解決する方法を学びます。

いずれも細分化された学問領域からの従来のアプローチでは解けない諸問題に対して、社会という共同的な実践の現場に対する大局的な視点と使命感を持ち、未来へのプロジェクトとして「知の統合」を実行する社会的使命感のある学生を世に送り出すことを設置理念と考えています。冒険を試みようとする精神の若い皆さん、自由な視座から世界を捉え直したい社会人の皆さん、統合新領域学府に来れ!そして、今の自分たちには解けない新しい挑戦に怯まずに立ち向かっていきましょう。これからの社会を生きる次世代の子ども達に、価値あるこの世界を引き継いでもらうために。

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